コピー用紙、大判用紙などの規格表です。身近なところではA4サイズやB5サイズ、またはA4版、A3版などと呼ばれているものです。
紙のサイズ・寸法を表す方法には、コピー用紙や本、ノートなど、断裁加工後のサイズ・寸法を表す「紙加工仕上寸法」と、断裁加工前を表す「原紙寸法」とがありますが、ここでは一般的に消費者が使用する「紙加工仕上寸法」について整理しています。
この用紙のサイズ・寸法もJIS規格にて定められており、紙加工仕上寸法の規格JIS P 0138ですが、Aシリーズ(Aサイズ)は世界的な規格ISO216と同じですが、JISのBシリーズ(Bサイズ)は日本・中国・台湾で使用するローカル規格のようです。国際的にはISOのBシリーズがあってJISのBシリーズより大きさが若干小さいです。
目次
名称と略称、英語訳
名称 | 紙加工仕上寸法 Writing paper and certain classes of printed matter-Trimmed sizes-A and B series |
JIS | JIS P 0138 |
用紙サイズと寸法一覧
AシリーズもBシリーズも一番大きな0番を基準に、長辺を半分に裁断したものを1番、2番、3番としています。具体的にはA0を長辺で切ったものをA1、A1をさらに長辺で切ったものをA2という形になります。
許容差
実際購入したA4コピー用紙などを細かく見ると1枚1枚の大きさが微妙に異なっています。これは加工品ですので当然ですが、大きな誤差があっては規格として意味を成しませんので、JISでは許容差を次のように定めています。
寸法が150mm以下は±1.5mm
150mmより大きく600mm以下は±2mm
600mmより大きいものは±3mm
150mmより大きく600mm以下は±2mm
600mmより大きいものは±3mm